次世代育成支援事業とは
”我が国における急速な少子化の進行等を踏まえ、次代の社会を担う子どもが健やかに生まれ、かつ、育成される環境の整備を図るため、次世代育成支援対策について、基本理念を定めるとともに、国による行動計画策定指針並びに地方公共団体及び事業主による行動計画の策定等の次世代育成支援対策を迅速かつ重点的に推進するために必要な措置を講ずる ” 厚生労働省HPより
簡単に言うと、「今少子化なので、次に子育てを経験する世代であるこどもたちがちゃんと子育てできるよう支援しましょうね」という法律のようです。
私の住んでいる地域では、その支援事業の一環として、小学校の授業で赤ちゃんとのふれあいを通じて子育てを学ぶという活動がありました。(ほかにもいっぱいあるけど私が参加したのはこれ)
小学生と自分の赤ちゃんを触れ合わせるボランティアのようなものです。
参加したきっかけ
子育て支援センターにて、同月齢のママたちと集まり、おしゃべりしていたところ、センターの保育士の先生にナンパされたからです(笑)
こんな事業があるんですけど興味ありませんか?とお話しされて、その場は保留で帰宅したのですが、
考えるうちに、ちょうどこの時期に生まれたのも何かの縁!と思い始め、(一年間通した授業のため、参加できる月齢が決まっていた。そしてたまたまそれに当てはまっていた)貴重な経験になるしとりあえずやってみるか~と軽い気持ちで後日参加のお返事をしました。
事前に郵送で宿題が届く
全3回の授業に参加するのですが、1回目の前に郵便で書類が届きました。
授業の流れなどを書いた案内文や小学校の地図と一緒に3回分の宿題が入っていました。
授業の中でお母さんが発表する内容を事前に記入し、授業に持ってきてほしいとのこと。
1回目の宿題は
- 妊娠、出産のエピソード
- 名前の由来
- 子育てで大変なこと
- お父さんや家族のかかわりは?
- 赤ちゃんが産まれて変わったこと
- この授業で小学生に伝えたいこと
でした。
第1回 赤ちゃんを連れて小学校へ
(今の小学校っておしゃれですね。たまたま新しい校舎だったからなのか、オープン教室?で吹き抜けもあり明るくて開放的な素敵な学校でした)
参加した親子は5組。5グループに分かれての授業でした。
1グループに赤ちゃんとお母さん、児童が5~6人に、ボランティアでお手伝いしてくれる女性が一人ずつという構成です。
流れとしてはこんな感じです。
- 市の担当者からあいさつ、授業の流れなどの説明
- 各グループで質問&赤ちゃんをあやしてみようタイム
- ふれあい、だっこしてみようタイム
- 小学生から感想(1グループ1人)
- お母さんからひとこと
- 市の人からまとめ
- 先生からひとこと
- 解散
今回お邪魔したのは4年生の授業でした。
私が想像していた4年生って、思春期真っ盛りで、はしゃぐのとか恥ずかしいし…とちょっとスレた感じかと思っていたのですが、意外とコドモ!!(笑)
赤ちゃんへの愛がすごくて、「もっと近くで見たい」「さわりたい」「あやしたい」「泣き止ませてあげたい」の意欲を感じました。
質問攻めのあやし攻めでした!(宿題が役に立った)
赤ちゃんの身長、体重、産まれたときの話、痛かった?何が大変?どうやって寝るの?などなどたくさん質問してくれました。
恥ずかしいとか、接し方わかんないからいいや…みたいなスカした奴は一人もいませんでした(笑)
うちの娘は生後6か月になったばかり。人見知りの時期で、終始泣き叫びっぱなし!
小学生には申し訳ないけど、これも子育ての大変さなんだということが伝わったかと思います。
小学生が一番楽しみにしているという抱っこしてみようタイムも、もちろん大泣き…。
泣いてばかりの娘に絵本や音の鳴るおもちゃをみせて一生懸命あやしてくれる小学生、
その距離5センチ…!!
みんな愛がすごすぎて前に前に来ちゃうんですね。
そんな中、ひとりの女子が「みんな!1回下がって静かにしてみよう?赤ちゃんびっくりしてるのかも!」と提案してくれたりして感激しました。(さすが女子)
ちなみに、ボランティアの方がついててくれるので、お母さんひとりでフォローできない場合やうまく質問できない小学生へのフォローなど的確に助けてくれたので安心安全でした。
参加してみた感想
「おもしろかった!!」これに尽きます。
赤ちゃんを連れて出かける、しかも集合時間が決まっているというのは新米の母親にとってかなり ハードルが高いことです 。
朝起きる時間からミルク、昼寝、そのすきに準備…などすべての時間を逆算し それでも突発的なアクシデントでタイムロス!など、本当に大変なんです。
でもそれでも、行ってよかったなと心から思いました。
娘はもちろん、私自身も小学生と触れ合う機会なんて無いし、こうやって授業に参加するってなかなか経験できることじゃない。
貴重な経験をさせてもらったなぁという思いでいっぱいでした。
また、家でいつも二人っきりで過ごしているので初めての場所に行ったり初めての人と会話したりと刺激を受けることができました。
ほかのグループの赤ちゃんももちろん同じくらいの月齢なので、その赤ちゃんを見れらるのも楽しかったです。
もうあんなことできるんだ!とか、髪まだ薄いなとか(笑)
授業が終わって帰り道から娘はぐっすり!たくさん泣いて疲れたようです。
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